京都の設計事務所「齊藤誉征アトリエ」の日記です。
by a_takayuki_saito
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祇園祭_後祭
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先日24日(日)に祇園祭_後祭の山鉾巡行がありました。
昨年より4万人多い10万人の方が見入ったそうです。

その巡行日の前日、少し祇園祭を見に行ってきました。
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後祭りは露店もなく、前祭に比べて人も少なくゆっくり見たい人には良いのかもしれません。
(津島)


齊藤誉征アトリエ
http://takayukisaito.jp/

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by a_takayuki_saito | 2016-07-27 11:43 | その他
簡易宿所と共同住宅

前回といっても随分前ですが、簡易宿所の建築基準法上の規制について書きました。

今回は、簡易宿所と共同住宅を比較していきたいと思います。


建築用途

 簡易宿所:簡易宿所(ホテル又は旅館)

 共同住宅:共同住宅


用途地域

 簡易宿所:住居専用地域と工業地域・工業専用地域以外は建築可。

 共同住宅:工業専用地域以外は建築可。

※既存の建物を用途変更して簡易宿所にする時は特に注意が必要です。


ここからは、前回と同じく
2階建て、2002以上の場合を想定します。

2階建て、200m2未満の場合は余り規制がかかりませんので省略します。)


界壁・間仕切壁(法
26条)

 準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければなりません。
 簡易宿所:「宿泊室と共用廊下間」に必要。

 共同住宅:「住戸と共用廊下間」と「住戸間」に必要。

※簡易宿所から共同住宅へ用途変更をする場合は、客室間の界壁が基準に達していない場合がありますので注意が必要です。


耐火要求(法
27条)

 3階以上の場合は、耐火建築物にしなければなりません。

 簡易宿所・共同住宅とも同じです。


廊下の幅(35条、令第119条)
 居室の床面積の合計が200m2を超える階には、中廊下で1.6m以上。片廊下で1.2m以上が必要です。

簡易宿所・共同住宅とも同じです。


■2
以上の直通階段(法35条、令第121条)
 準耐火構造で、宿泊室の床面積の合計が200m2を超える階がある場合。

 簡易宿所・共同住宅とも同じです。


排煙設備(法35条、令第126条の2
 延べ面積500m2を超える場合

 簡易宿所・共同住宅とも同じです。

※京都市内の場合は、共同住宅の共用廊下は、排煙告示(内装を不燃材で造る)を適用できるので、排煙窓が不要ですが、簡易宿所(宿泊施設系の建物)は必ず排煙窓が必要になります。

非常用照明の設置(法35条、令第126条の4
 居室と避難経路

 簡易宿所:住戸内も含めて避難経路に必要。

 共同住宅:住戸内は不要。避難経路に必要。


屋内階段の寸法(法36条、令第23条)
 直上階の居室の床面積の合計が200を超える場合は、幅員120cm以上。蹴上20cm以下。踏面24cm以上。
 上記以外の場合は、幅員75cm以上。蹴上22cm以下。踏面21cm以上


主な規制は以上です。


簡易宿所と共同住宅のどちらでも運営できるようにするには、

①居専用地域・工業地域・工業専用地域を避ける。

②界壁を各客室間に設ける。

③非常用照明を住戸内に設置出来るようにしておく。

④共用部には排煙窓を設ける。

ちょっとした工夫で、2つの用途に適用した建物を建築する事ができます。
(津島)

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by a_takayuki_saito | 2016-07-12 14:07 | ゲストハウス